【秋】就職活動の企業研究を5つのステップで解説

中々就職が決まらない新卒就職活動中の女子
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大学3年生の皆さん。インターンシップに参加して、徐々に就活モードになってきている人も多いのではないでしょうか。

採用担当者として、これまでいろいろな学生さんにあってきましたが、やっぱり早くから就職を意識し、行動している学生さんの方が企業から魅力的に映ります。

まだまだ、先のことだと思っている人はすでに出遅れています。今日から是非企業研究を始めて、就活の本格始動となる3月に備えてください。

今年度から、1Dayインターンシップが正式に解禁になり、インターンシップを実施する企業は爆発的に増えています。学生さんにとって、企業情報を多く集めるチャンスですが、同時に参加できる数は限られますので、よく選んで参加しないと無駄な時間を過ごすことになります。

とはいっても、人事担当者から得られる情報は、就職活動自体に役立つものも多く、モチベーションアップにもつながります。

だからこそ、早くから企業研究を行い、実際の行動につなげることが大切です。

今からでも全然遅くありません。今回は、企業研究の方法を5つのステップで紹介するので、是非参考にしてください。

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ステップ1 自己分析を行う

何がしたいのか。どうなりたいのか。就職活動の本質はここにあります。

大手企業に就職することが目的ではありません。自分自身が幸せになることが目的なのです。

だからこそ、自分の幸せが何なのかを考えておかないと、自身を見失い、洗脳され、ボロ雑巾のように働き、気が付いたら40歳手前、「あぁ、俺(私)の人生なんだったんだろう」ってなりますよ。40歳前に気がつければ、人生立て直すことも、まだまだできると思いますが、そうなりたいと思う人はいないですよね。

「どうなりたいのか」と自分に問いかけ、「それを実現するためにはどうすればよいのか」を考えてみましょう。これは、定期的に考え、確認した方が良いです。いろいろな人との出会いや経験により、価値観が変わってくるからです。

人生で幸せをつかみたい人は、絶対に自己分析して、なりたい自分イメージを作ってください。

ステップ2 選ぶ基準を決める

なりたい自分イメージが持てたら、何を基準に企業を選ぶのかを決めます。

「勤務地」、「業種・職種(仕事内容)」、「働く条件」の3つのポイントで基準を決めます。

ポイント1 勤務地を決める

働く場所です。自己分析して将来のイメージが持てれば、どこで働くのかということは大切になります。

例えば、将来的には親の面倒を見なければいけないかったり、子どもは3人欲しいから親の援助が受けられる地元で子育てしたい等であれば、地元の企業若しくは、転勤しても地元に戻ってくることができる全国展開の企業ということになります。

将来的には親の面倒を見たりで地元に戻りたいけど、若いうちは東京に出てバリバリ働きたいということであれば、転職を前提に考えてもいいでしょう。今や転職は当たり前の時代になってきています。

僕自身、Uターンのため転職しています。

企業によっては、30代、40代で社員が独立したり、転職したりするように仕向ける退職管理を行っている企業もあります。

親の面倒は見なくていいし、海外で生活したいということであれば、海外勤務が可能な企業を選ぶことになります。

どこで働きたいかを将来的に含めて考えることで、勤務地で企業を絞ることができます。

ポイント2 やりたいことから業種と職種を絞る

やっぱり嫌いなことや全然興味ないことをやるとなると、ストレスが溜まります。仕事内容も重要です。

仕事として続けていれば、大体のことはある程度できるようになります。人によっては好きになることもあります。しかし、職場環境に依存する要因が大きく、環境に恵まれない場合は苦痛でしかありません。

何だったら頑張れるのかを自己分析から考えましょう。

初対面の人とでもすぐに仲良くなれる → 営業

お金の動きに興味がある → 金融

プログラミングとか面白そう → システムエンジニア

こんな単純思考で構いません。

先ずは、どのような職種があるのか、業種があるのか知っていないといけません。

リクナビやマイナビなどの業種一覧、職種一覧を確認して、仕事イメージを養いましょう。

自己分析である程度自身の興味あることが分かったと思うので、仕事イメージから合致する業界や職種を見つけてください。

また、将来的な転職を考えている人は、専門性の高い職種や営業を考えましょう。

営業はどの会社にも必要な職種なので、重宝されます。

専門性の高い職種とは、例えば各エンジニア職、経理職、コンサルタント、医療関係などです。

ほとんどの会社は総合職という形で、入社後に何をするのかを決める場合が多いですが、HPなどでどういう仕事があるかを表記している会社もあります。

ポイント3 働く条件を考える

昨今はワークライフバランスなんで言葉が、話題になっていますが、休日日数や残業時間など気になるところですよね。

給与、休日日数、残業時間、社員平均年齢、退職率を気にしましょう。

給与は高い方がいいですねよ。ただ、給与が高いということは、それだけのレベルの仕事を求められます。出世よりもそこそこの給料がもらえて、自分の時間が多い方が良いっていう若者が年々増えていますので、そういう人は他と比べて高いなと感じた企業は避けた方が無難です。

中には、安い給料でレベルの高い仕事を要求する会社もありますが。

休日日数については、自分の時間が多く持てるということは、その時間をどう使うかは個人の裁量に任せられます。休日に目的意識をもって、常に有意義に過ごせる人はいいですが、そうでない人は休日日数は少ない方がいいかもしません。30代になって、何も身についておらず、何やってたんだろってなる可能性があります。

残業時間もお金を稼ぎたい人にとっては、あった方がいいですね。基本給安くて、残業が全くないとなると給与的に不安になります。サービス残業はもってのほかですが。

社員平均年齢は、目安です。40代、50代でも問題なくかかわれる人は気にしなくていいです。年齢が近い人が多い方がやりやすいと思う人は、平均年齢40歳以下の会社を選んだ方が無難です。

採用人数が5名を超える場合、退職率が50%を超えていたら避けた方がいいでしょう。5名以下なら気にしなくていいです。運不運ありますから。

4、5年で転職しようという腹積もりがあるひとも、気にしなくてよいでしょう。

ステップ3 基準の優先順位を決める

「勤務地」、「業種・職種(仕事内容)」、「働く条件」の基準を決めたら、その中で最も大切にするものを決めます。つまり、譲れないものです。

後は、その次に譲れないもの、その次と順序を決めておきます。すべてが合致するところに内定がもらえるとは限りません。そもそも見つけることができないかもしれません。

なので、明確になった基準に対して、優先順位を決めて、妥協点を設定しておきます。

ステップ4 企業を検索

マイナビやリクナビなどの大手就職サイトに登録して、決めた基準に合致する企業があるかを検索します。

先ずは、勤務地と業種・職種で絞りこみ条件を設定して検索します。

何社が出てくると思うので、一つ一つ内容を確認し、働く条件が合致するかを確認します。

あまりに多く出てくる場合は、業種・職種の条件を一つに絞ってみるなどしてください。

合致する企業をメモ等に控えます。

ステップ5 企業のHPから業績を確認

ステップ4で控えた企業のHPを確認します。企業名でググれば確実に出てきます。

HPを見れば、事業内容や経営理念、経営者の言葉などを確認することができます。

しかし、ここで確認することはそんなことではありません。何を確認するかというと「売上高」と「営業利益」です。

3年連続で下落していて、赤字も続いているようであれば、危険です。お金がないので、社員に無理を要求させている場合があります。黒字ギリギリでも黄色信号です。

営業利益が少なく、純利益が大きい場合は、補助金や不動産収入など本業以外の収入があるということなので、大きな事業変化があっている可能性があります。

これら、企業状況を客観的に数値で見るためにも、売上高と営業利益の3~5年分は調べて、推移は確認してください。

上場企業であれば、HPに掲載している有価証券報告書や決算短信をから値を見つけることができます。過去3年分くらいは確認できます。

非上場企業の場合は、HPに売上高を掲載している会社もありますが、全く掲載がない会社もあります。その場合は、『会社四季報、未上場会社版』を購入するか、図書館などで借りて、調べることができます。ただ、会社四季報は7000社の企業情報しかないため、そこに掲載されていない企業の情報は得られません。

企業に問い合わせることもできますが、掲載していない企業は掲載できない理由があります。嫌がられるでしょう。お勧めしません。対象から外した方が無難です。

どうしても知りたい場合は、「官報情報検索サービス」というものがあります。株式会社は決算公告義務があるので、役所には売上高等の情報は報告されています。

ただ、有料サービスなので、個人で利用したくはないと思います。経済学部の先生などは利用しているかもしれないので、相談してみるのもいいでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。

もし、気になった企業が見つかって、インターンシップの開催が決まっているようであれば、迷わず登録してください。なんだかんだ言って、実際に話を聞いてみないとわからない部分もありますし、いくつか会社を回ると自分なりの観点も出てきます。

注意することは、人生の目標を見失わないことです。

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