経営やビジネスの勉強をしていると、「利他的」て言葉をよく目にする。
それまで、「利他的」って言葉は聞いたことがなかったからどういうことかわかりませんでした。言葉を知ってからは意識的に考えるようになって、普段からこれは「利他的」かなとか思うようになったら、こういうことかなって漸くわかってきました。
商売の源泉であり、「利他的」な気持ちがないと成功しないと言われています。
会社では人事として、採用ターゲットとして、イノベーション人材を掲げ、社内教育もイノベーション人材となるべく教育制度を構築中です。その為、イノベーションについて、調べることが多いのですが、イノベーション人材(イノベーター)に不可欠なものとして、利他的な気持ちが挙げられています。
つまりは、ビジネスで成功するためには利他的である必要があり、革新を起こすにも利他的精神が不可欠である。
えっ、じゃぁ、利他的ってどういうこと?
ということで、僕が勉強してきた中で、たどり着いた「利他」の解釈について解説します。
利他とは?
辞書で調べると
1 他人に利益となるように図ること。自分のことよりも他人の幸福を願うこと。
2 仏語。人々に功徳・利益 (りやく) を施して救済すること。特に、阿弥陀仏の救いの働きをいう。出典:デジタル大辞泉(小学館)
ふむふむ。
僕は、「利他」の反対語となる「利己」の方がなじみがあります。
「利己的な考え」と言われれば、人に迷惑や不利益を与えてでも、自分の利益を追求するような考えなんだろうなとすぐに意味を説明することが出来ます。
利他についても、辞書に書いてあるようなことは、意味として分かるのですが、聞きなれていない且つ使ったこともないので、腹落ちしないというの気持ちでした。
ただ、利他とは自らが犠牲になることをいとわず、他の人のためになることを追求することであり、漫画の主人公のような性格なんだとうなと、ここまでは理解できました。
ビジネスと「利他」の関係
ただ、これがビジネスと果たして結びつくのかが、疑問でした。
僕は、2017年9月からブログを書き始めています。この記事を書いているのが2017年12月なので、まだ3ヶ月ほどしか続けられていません。
アクセス数も1日10人にも満たない日々が続いています。
アドセンスの広告を貼っていますが、広告収入は0です。そもそもクリック数が0です。
1年以上は続けないと、結果が得られないとは思っていますが、それにしても、このまま続けていて、本当に収入を得られるのかは疑問です。
アクセス数を増やすためにはどうすればいいのかということを考えました。
Twitterで拡散。Facebookで拡散。
友達に協力してもらってSNSで拡散すること考えましたが、よく考えてみて、あまり意味がないなと感じました。
そもそも、SNSで拡散してもらうには、読んだ人に「為になったな」とか、「面白かったな」「人にも知ってほしい」と思ってもらえる内容でなければいけません。
最近、自分自身でもTwitterを使うようになって、すごくよくわかりました。
つまり、誰かの為になる内容でなければいけないってことに、しみじみ気が付いたわけです。
当たり前ですけどね。
これは、ビジネスでも一緒で、モノを売るためには、買いたいって思ってもらえるなきゃモノは売れません。それは、何かしらの形で買うことでメリットが得られるものであること。
その根幹がなければ、売れることはないし、ヒットするなんでことはあり得ない。
例えば、その昔、ソニーは当時真空管ラジオが普及している時代に、誰も実用に目をつけなかったトランジスタに注目し、持ち運びができる一人一台ラジオを持てる時代を作るんだと信念をもって挑戦し、トランジスタラジオを完成させ、世界的大ヒットとなりました。
つまり、より多くの人に利益(メリット)を与えられるかどうかがポイントになってくる。メリットを感じる人が多ければたくさん売れるし、大きなメリットを感じれば、高く売れる。
他人にメリットは与える → 「利他」
ってことになる。
だから、ビジネスにおいて利他的に考えないと成功はあり得ない。
自己犠牲とは違う
ビジネスにおいての「利他」は、本来の意味の「利他」とはちょっと違っているというのが、僕の解釈です。
それは、自己犠牲的な精神で行うものではないということです。
あくまでも、人の役に立つとか、他人の利益を増やすってことと自分を犠牲にすることは違います。自分より他人の幸せを願うわけでもありません。
自分とか他人とかそんなことにとらわれず、幸せを願うこと(みんなが利益を得ること)に本質があるのです。
この本質と辞書に書いてある言葉の意味のズレが、「利他」という言葉を理解する障害になっていました。
何を成功というのか、何が自己犠牲なのかは、人によって違いますが、自分が不幸でも他人に幸せになってほしいと思う人は危険です。確実に周りを不幸にします。
そもそも、自分を幸せにできない奴が、他人を幸せにできるわけがありません。
逆に、自分のことしか考えない人も最悪です。関わってはいけません。
このことは、前職で痛いほどよくわかりました。
みんなが幸せになる(利益を得る)ためにはどうすればいいのか、考えることが成功するビジネスに繋がっていくのだと思います。
終わりに
僕の場合は、妻と一緒にいること、家族との時間を一番大切にしたいので、プライベートカンパニーを作りたいと考えています。
やってみたいことはいくつかあるのですが、それでどのくらいの利益があるのかはよく考えたなければいけません。
また、ビジネスは継続ですので、情熱をもって取り組むことが出来ることでなければいけません。
このように書くと、かなり敷居の高いもののように感じてしまいますが、趣味でもなんでも情熱を持てることは誰しもあるはずです。
その中で、利他的に考えられれば、誰にでもビジネスチャンスはあって、ある程度の収入は得られるはずです。
そのモデルケースになりたいなぁ。。。
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