東京23区に7000万円の一軒家を購入しましたが、約1年ほど住んで売却しました。
前職の上司が家に押しかけてくるようになり、家庭をめちゃくちゃにされた結果、地元福岡に転職しました。一番ネックだったのが、35年のローンを組んで購入した家でした。
以下の記事で書きましたが、家購入にあたり諸費用が諸々かかっていますので、単純に7000万円というわけではなく、加えて初期費用としておよそ350万円かかっています。
何とかそこそこの金額で売り抜けることが出来たので、売却したときの手順を書きます。
これから、持ち家の売却を考えている人は勿論ですが、これから購入を考えている人にも参考になれば幸いです。
しっかりと売ることが出来れば、持ち家のデメリットとしてあげられる「移動できない」という点が解消されますので。
家を売る時に先ず行うこと
家を売ろうと思って、先ず一番最初に行うことは、不動産屋への連絡です。
しかし、どこの不動産屋がいいのかなんてわかりません。
そもそも今の家にどれくらいの価値があるのかもわからない。
そこで、不動産一括査定サイトを利用しました。
一括査定サイトは、築年数や間取り、住所などを入力することで、多数の不動産会社へ情報を一斉配信して、各不動産会社から見積もり査定額が届くというサービスです。
申し込み後、すぐに複数の不動産会社から連絡が来ました。電話でもありましたし、メールでもありました。結局10社近くから連絡がありました。
その中で、比較的規模が大きく、電話の感じの良かった3社に絞り込み、訪問査定をお願いしました。
不動産売却は、いろいろな事情を持っている人が多い為、とてもデリケートらしく、不動産会社もかなり気を使ってくれて、訪問時には近所にばれないように、社名を名乗らないようにしたりしてくれます。
その中で、一番査定額が大きく、販売網が広そうであった東急リバブルにお願いすることにしました。
因みに、不動産会社との契約は3種類あります。
- 専属専任媒介契約
- 専任媒介契約
- 一般媒介契約
上2つは他の仲介業者(不動産会社)に登録することが出来ませんが、その分報告も密になり、売却に向けてかなり頑張ってくれます。僕は、専任媒介契約を結びました。
詳しくは下記サイトが参考になります。
ここまでの流れをまとめると
- 一括査定サイトに登録
- 不動産会社から連絡がくる
- 机上査定金額から不動産会社を絞り込み
- 訪問査定実施
- 契約する不動産会社を決める
- 不動産会社と契約
値段設定強気だと決まるまで時間がかかる
売却の仲介をお願いする不動産会社が決まったら、広告サイトに乗せるための写真撮影や細かな情報の確認などで打ち合わせを重ねます。この時に初期掲載金額も決めます。
当時は不動産市場がかなり活性化していたので、そこそこいけるのではないかということで、かなり強気設定で、8480万円からスタートしました。
他の不動産会社の見積もりでは7000万~7500万円だったので、超強気設定です。
普通であれば不動産会社がOK出さない値段ですが、1年住んでいましたが、子供がいなかったこと、夫婦お互いに仕事が忙しくほとんどいなかったことがあって、家に劣化が全くなかったことがあり、不動産会社が納得してくれました。
今思えばかなり無謀だっとと思います。なるべく早く売りたい人の値段設定じゃない。。。
1ヶ月ほど様子を見た結果、問い合わせ0件、広告閲覧数も10件ほど。
早速、リバブルから値段を下げましょうと打診がありました。担当者の方も問い合わせ件数0は想定していなかったようです。見られてはいるけどスルーされている状態。
また、店舗でも紹介しているが、金額により検討もされない状況ということで、しょうがなく7980万円に下げました。
更に1ヶ月後、問い合わせ1件、広告閲覧数70件ほど。
遂に問い合わせが来ましたが、内覧には至らず。。。。
更なる値下げ提案を受けましたが、もう1ヶ月様子を見ましょうと粘ることにしました。
更に1か月後、問い合わせ0件、広告閲覧件数100件ほど。
しょうがないので、さらに値段を7480万円に下げることにしました。うーん。苦渋の決断。
ここまで下げるとちらほら問い合わせがあるようになり、内覧するひとも数人出てきました。
不動産会社と売買契約をしてから1ヶ月ぐらいで、引っ越しをした為、鍵を預けており、内覧時の対応は、連絡を受けるだけでした。本来であれば、内覧時に同席した方が良いそうです。どういう人が住んでいたのか、ご近所さんの情報など気にする人が多いそうです。
値段を下げて1ヶ月半くらいの頃に同じ年くらいの若夫婦が内覧にやってきて、かなり気に入った様子だったそうで、「いけそうです」と連絡があったが、7000万円以下の値切り交渉を持ち掛けられ、あえなく断念。
そして、1ヶ月を経過したころ、更なる値下げ提案を受けたが、これを拒否。
その2ヶ月後、なんと購入者が現れた。どこかの会社で取締役をしている方で、奥さんがかなり気に入ったみたいで、前向きに検討しているとのこと。しかし、やはり金額がネックになっていて、「7380万円だったら購入します」とのこと。
担当の方も「これを逃したらチャンスないです」と言っており、僕もそう思う!
すぐに嫁に電話。担当者へ「OKです」と回答。
何とか、購入金額より高い金額で売却することが出来ました。
結局、リバブルと契約してから、売却が決まるまで、6ヶ月ほどかかりました。
そして、ここから手続きが始まります。
先ずは、手続きにさらに2ヶ月ほどかかり結局売却が完了するまでは、8ヶ月もの期間がかかりました。
結局、得できたのか?
売却金額は7380万円でした。
単純に購入費からすると380万円プラスなのですが、初期費用分と売却手数料があるため、単純ではありません。また、保険では、戻ってくるお金もあるため、ちょっと複雑になります。
損得の計算については、また長くなるので、別途記事を書きます。お楽しみに!!
以下の記事に損益の詳細をまとめました。
まとめ
持ち家を売却しようとした際は、先ずは仲介不動産会社を探すことです。複数の会社と話をすれば、相場観もわかってきます。不動産会社が決まれば、基本的に任せておけば買い手が決まるまで、することはほとんどありません。
できるだけ高く売りたい気持ちはわかりますが、相場より高ければ当然売れません。僕は相場よりもだいぶ高く初期金額を設定してしまいました。その為、売却までに8ヶ月もの期間がかかってしまいました。
東急リバブル以外の不動産会社の見積もりは、7000万~7500万円だったので、初期金額を7500万円に設定しておけば、もっと早く売却できていたことでしょう。
結果的に購入金額より高く売れて良かったですが。。。
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