2015年に東京23区内に新築一軒家を購入しました。現在はすでに売却済みですが、購入時にかかった費用を振り返ってみます。
当時、正直貯金はあまりありませんでした。完全に勢いで購入してしまいました。事前にある程度調べていたつもりでしたが、予想外の出費がちらほらと発生してしまい、かなり金銭面では苦労しました。
計画性って大事なんだなとつくづく思いました。
これから家を購入しようと考えている方の参考になれば幸いです。
購入物件
東京の23区内(山手線の内側)の建売一軒家です。最寄り駅が徒歩10分の端正な住宅街の一角で、近くにはスーパーもあり、立地はかなり便利でした。
物件情報は以下の通りです。
- 新築建売
- 宅地面積:52.70㎡
- 床面積:96.65㎡(3階建て)
- 間取り:2LDK+S
- その他:駐車場付き、東向き
1階が納戸と洗面所、風呂、駐車場
2階がリビングダイニング
3階に部屋が2つ
といった間取りです。
設備は2015年当時、すべて最新のものが設置されていました。
当時そろそろ家を購入したいと思い、探しているときに偶然見つけ、妻と見に行った時に気に入ってくれたこともあって、衝動的に購入しました。
金額は7000万円(土地5000万円、建物2000万円)
当時の世帯収入が1200万円くらいだったので、かなり頑張ったと思います。
当時の貯金が200万円くらいだったので、無謀な買い物だったと言えます。
申し込みの手付金として100万円必要だったので、残り100万円になりました。因みにこの100万円は7000万円の内の100万円です。
この後、いろいろと諸費用がかかるのですが、正直親の支援がなければ払えませんでした。購入を決めた時は、支援してもらえると思っていなかったので、金がないことに焦りまくっていました。
諸費用
印紙税
契約印紙代がかかります。これは一律3万円です。
団体信用生命保険
家を購入する際には当然、銀行のローンを組むことになります。それ自体はいいのですが、多額の金額を銀行から借りることになるので、銀行側も回収できないと大損害になってします為、保険に加入しなければ貸してくれません。
僕がかかった保険料は以下の通りです。僕の場合は、妻と折半してそれぞれ3500万円ずつ35年ローンを組んだため、それぞれにかかった保険料を記載します。
僕:802,230円
妻:802,230円
合計:1,604,460円
かなりの金額を持っていかれています。
固定資産税(公租公課精算金)
固定資産税は1月1日に所有している人が、その年の分を一括で支払うシステムになっています。その為、年の途中で物件を購入する場合は、売り手が固定資産税を既に払っていますので、売り手に対して購入日から12月31日までの分の固定資産税を支払う必要があります。
僕の場合は、9月に購入したため6万円ほどの固定資産税を支払いました。
火災保険(地震含む)
いつ何時、事故にあうかわかりません。契約は任意ではありますが、ほとんどの人は保険に加入します。例外なく僕も加入しました。
地震保険もつけて、30年保障。ランク的には中級ランクの保険です。
金額は、483,730円でした。
登記費用
土地や家を所有した場合、役所にその土地の所有者を登記する必要があります。司法書士を通して手続きを行うのですが、めちゃめちゃ取られました。ぼったくりかなと思ったくらいです。
司法書士に頼まなくても、自分で行うことも可能なようですが、それなりの知識が必要になりますので、素人では先ず無理です。
金額は、574,852円でした。
一応、内訳は以下の通りになっていました。
報酬額:116,900円
登録免許税又は印紙税等:357,200円
もはや、高いのか安いのか全く判断できません。
引っ越し費用
当然引っ越しの費用も掛かります。妻と二人暮らしで、そんなに荷物も多い方ではありませんでしたが、それでもそこそこかかりました。距離は、数百メートルしかないんですけどね。
金額は、およそ90,000円です。
家具家電購入費
住むにあたって、必要な家具家電をそろえる必要があります。お金がなかったため、極力これまで使っているものを継続使用するようにしましたが、それでも買い揃えなければならないものがあります。
それが、照明とエアコンです。賃貸だと大体取り付けてあるので、当然持っていません。購入するしかありません。
照明
必要な照明は以下の通りでした。
- 納戸 1ヵ所
- リビングダイニング 2ヵ所
- 3階部屋1 1ヵ所
- 3階部屋2 1ヵ所
ということで、合計5ヵ所の照明が必要になり、新宿のヨドバシにいって買い揃えました。
リビングと寝室に使う3階の部屋はちょっと豪華にしたので、結構な値段しました。いづれもシーリングライトです。
合計で55,000円くらいでした。
エアコン
エアコンはサービスで、すでにリビングと3階の部屋1には取り付けてくれていました。その為、納戸と3階部屋2に新しく取り付けました。特に3階部屋2は寝室として利用するつもりだったので、当時最新のパナソニックのエアコンを取り付けました。
施工費込みで合計 475,000円 かかりました。
カーテンレール
新築物件にはカーテンレールやカーテンボックスがついていないため、追加で施工する必要があります。それでもケチって、一部窓にはつけませんでした。その為、カーテンレールは3ヵ所に設置しています。
かかった金額は、62,640円です。
通信関係費
テレビアンテナもついていなかったため、どうしようか悩んだのですが、つけないことにしました。ケーブルテレビの方が電波が安定しているという理由からでしたが、1年しか住まなかったことを考えると正解でした。
また、インターネットは各部屋にLANの挿し口が設けられていたので、今後のことを考えすべての部屋に配線しました。配線はネット会社が行ってくれて、結構な費用がかかります。
ココは、やりようによってはもっと低くできるかとは思いますが、電話回線を引いたりといろいろ追加しようとするともっと費用がかさみます。
インターネット
インターネットは速度のこだわりがあったため、当時最速をうたっていたnuroを契約しました。初期工事費は、分割にしたので、月々の料金と一緒に払っていく形になります。
結局2年契約だったところ、1年ほどで家を売ることになったため途中解約で、初期工事費として4万円程支払うことになりました。
各部屋に配線する金額が、結構高かったです。
ケーブルテレビ
一番安いコースを選びましたが、初期工事費が1万円ほどかかりました。当時はキャンペーンに申し込んだので、これでも安くなった金額です。
まとめ
物件の購入費以外で結局いくらかかったのかまとめると
3,485,682円
でした。やっぱり、家を購入する際は、新しく家具を買い揃えることなども考えると500万円くらいは用意していた方が良いですね。
物件によって固定資産税や団体信用生命保険、登記費用の金額は変動するので、物件によっては安くはなります。照明なども最低限のものにするのであれば、もっと抑えられるとは思います。
登記の金額が一番誤算でした。
ただ、大体これくらいは余分にかかることを想定して準備しておかないと、大変な目にあいます。
おわりに
上記以外にも不動産会社を通して、物件を購入した場合には金額の3%を仲介手数料として不動産会社に払わなくてはいけません。
僕の場合は、物件を所有していたパナホームから直接購入したので、仲介手数料はかかっていません。また、不動産会社を通す場合は、申し込みの際の手付金を5%以上は払わなくてはいけないため、7000万円の物件の場合、350万円以上必要になります。もちろん、この手付金は購入費の一部となります。ただ、事前に準備しておく必要があり、僕みたいな貯金が数百万円しかない人は買えません。
かなりいい買い物ができたと思っています。7500万円で当初売りに出されていましたが、7000万円まで下げてもらうことが出来ましたし、パナホームは書類も保障やサポートがしっかりしていて、売りに出したときに困ることがありませんでしたし、保障も引き継げるのでプラスになる要素が多かったです。
もし次に家を購入することがあれば、またパナホームにしたいです。ただ、高い買い物なのでくれぐれも慎重になってください。
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