これから社会人になる人や社会人になって間もない人に是非聞いて欲しいことがあります。
前職を退職したのは、上司に養子縁組を迫られたり、妻を攻撃されたり、会社に軟禁されたりということが起きた為でした。今も退職金を払おうとしない会社と裁判を行っています。
こんなことは、先ず起こり得ないことだと思います。僕も自分の身にこんなことが起きるとは思っていませんでした。真面目に働いていただけですが、これから書くことにもっと注意していれば、こんなことにはならなかったでしょう。
自分には関係ないと思っていても、変なことに巻き込まれたり、被害にあう可能性があります。
では、どうすればよかったのか、それは社畜にならないことです。
社畜化への洗脳教育
入社後、すぐにほとんどの会社で新入社員研修が行われ、会社の企業理念や思想を叩き込まれます。社員の方向性と会社の方向性が合わなければ、企業の成長はありませんので、これ自体はとても良いことです。
しかしながら、人間ですから思想の自由があり、共感できる点、出来ない点の折り合いをつけて出来る限りのことをするのが本来あるべき姿というのが僕の持論です。
しかし、企業理念が絶対無二の崇高な教えであるかのように、教育する企業は少なくありません。なぜかというとその方が手っ取り早いからです。また、社長や教育責任者の考えを押し付けてくる場合もあります。少しでもそれたら、社員として失格くらいのプレッシャーをかけて、従うしかない状況を作り上げます。
いわゆるブラック企業です。
それとは逆に緩く緩く巧妙に刷り込んでいく場合もあります。ブランド力の高い会社や急成長の会社に多い傾向があります。
その環境に身を置くことで、徐々に洗脳されていき、教えられたことから外れた人や事をみると非難するようになっていきます。また、おかしいと思いながらも、逆らえず合わせることを続けるとそれが常識に代わっていきます。
そして、社畜が完成します。
洗脳され社畜化することが悪いかというと、そうとも限らず、良い面もあります。
洗脳教育のメリット
- 企業として統制をとることが出来るので、生産性が上がる
- 余計なことを考えずに済むので、一心不乱に頑張れる
- 洗脳されると頑張るため評価が上がり、給料が増える
個人に対しても、給与面や待遇面でメリットはあります。また、完全に洗脳されていれば、仕事が楽しく苦になりません。
洗脳教育のデメリット
企業としては、真の意味での多様化が失われることくらいしか、デメリットはありません。ただ、多様化が世の中で言われているような本当にメリットになるかというと怪しいものです。
洗脳教育により、社畜になってしまった場合のデメリットを挙げます。これは、僕が実際に体験したことより感じたことです。
- 家族との時間が無くなる
- 自分の時間が無くなる
- 自分の考えが無くなる(会社(上司)の考えを自分の考えと思っている)
- 家族も友人も健康もすべてを失う可能性がある
最後の項目は、実際に僕は失いかけました。
最近の若手は洗脳されやすい
7年間ずっと採用と社員教育を行ってきて、最近の若者はほんとに素直な人が多いです。そして真面目です。だからこそ、簡単に洗脳出来てしまいます。
前職では、僕が完全に洗脳されていましたから、次々に入社してくる人を洗脳していっていました。
対策
上司、同僚との距離感をとる
人と接するとき、距離感は非常に重要です。上司であれ、同僚であれ、一生を共にするわけではありません。あくまでも、会社での付き合いです。
距離を詰めてくる上司がいたら、要注意です。付き合いも大切ですが、きちんと断りましょう。
特にプライベートについて、干渉してくるような場合は、特に注意が必要です。部署異動などをさらに上の人に相談するなどして、物理的距離をとった方がいいです。
会社以外の人との付き合いを大切にする
会社にいると同じようなに洗脳されている人ばかりの可能性があり、洗脳されているのかいないのかわかりません。
大学時代の友人や家族など、会社以外で相談できる環境を作っておくことです。そして、会社の常識が、世間の常識なのか、ということを常に確認してください。
会社の人は、その会社に勤めているときの関係です。はっきり言えば、利害関係のある関係と言えます。
しかし、友人や家族は、利害関係がありませんし、一生付き合うことのできる人たちです。大切にするのは、会社ではなく家族と友人です。
魔法の言葉を使う
洗脳してこようとする人から距離をとるための魔法の言葉があります。僕もこれが言えず、洗脳されてしまいました。前職でのことがあって、妻が教えてくれた言葉です。
しりません。できません。やりません。
洗脳される人はこれが言えません。でも、自分を守るためにこの言葉を使ってください。
まとめ
教育を受けているときはもちろん、普段の時でも、会社に対しておかしいなと思うことや腑に落ちないぞということが、必ずあります。その時、気のせいやそう思う自分が悪いなど思わずに、家族や友人に相談してください。
そして、おかしいと思った気持ちを大切にしてください。その感覚は、絶対に間違っていません。積み重なるようであれば、会社を辞めるべきです。無理をすると僕みたいに大変なことになります。
僕も何度もおかしいと思うことがありました。でも、自分の中で正当化して、会社が行うことが正しいと自分に言い聞かせてきました。そして、退職勧奨や退職妨害等、やりたくもない仕事を行っていました。おかしいと分かっているからこそ、周りにも相談できませんでした。
もっと早く、会社や上司と距離をとっていれば、上司とも接点なく普通に仕事ができていたかもしれません。システムエンジニアとしてキャリアを積み、もっと早く転職できていたかもしれないとも思います。
僕の目を覚まさせてくれてのは妻や家族、友人たちでした。妻がいなければ、今頃上司の養子となり奴隷のような生活をしていたでしょう。考えるだけでも、ぞっとします。
僕には助けてくれる人がいましたが、誰も助けてくれる人がいなくて困っている人も多いと思います。何か少しでも参考になれば幸いです。
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