アサーションを活用して、自分の意見を伝えよう

部下を飲みに誘う上司
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上司から頼まれごとをされた時、上司から飲み会に誘われた時、やりたくなかったり、行きたくなくてもなかなか断れず、引き受けてしまうことありますよね。

日本人は特に、嫌われたらどうしようとか、マイナス評価になるのではないかということを気にして、断り切れない人が多いです。

ついつい周りに流されてしまうのも同じ思考パターンによるものです。

以下の記事で、魔法の言葉として「しりません。できません。やりません。」という言葉を紹介しましたが、「そんなことわかってるよ!!わかってて出来ないんだよ!」と多くの方が思われたことでしょう。

人生を棒に振らない!社畜にならない為の対策
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思っていても、分かっていてもなかなか、断る言葉というのは言い出せないものです。特にその傾向の強い人は、すぐに社畜化して、病気になってしまいます。

そこで、今回は断るためのテクニックとしてアサーションというものを紹介します。

是非、実践して嫌なことはバシバシ断って、ストレスフリーな生活を手に入れましょう。

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アサーションとは

より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルのことです。相手を大切にし、かつ自分を大切にすることで、相手を傷つけることなく、自分の意見を通すことができます。

基本的な考え方として、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利を有する」としており、その人の立場や状況に基づく適切な自己主張を行うことです。

1950年代にアメリカで、カウンセリング手法として生まれました。

コミュニケーションを3つに分別

1.攻撃的(アクティブ)

自分自身の事だけを考え、相手の主張や感情を無視して己の意見を押し通す自己表現のこと。僕の前職の上司は常にこれでした。

例 子どもに対して親が言うセリフ

「テレビ見るのをやめて、宿題しなさい。」

2.非主張的(ノン・アサーティブ)

自分の意見を言わずに、流されるまま従い、我慢する自己表現のこと。主張を表現しないで、ため込んでしまうため、ストレスを抱えやすい。

例 子どもに対して親が言うセリフ

「テレビ見るのさー・・・・ まぁいいや。好きにして」

(こんな親いるかな?)

3.アサーティブ

相手の意見や主張を尊重しつつ、自分の主張を表現する自己表現のこと。つまり、相手の言うことに耳をかし、理解を示したうえで、自分の意見を主張するということ。

例 子どもに対して親が言うセリフ

「テレビ面白いよね。見たい気持ちはわかるけど、そろそろ宿題しないと夕飯までに終わらないよ。」

I(私)から始まるコミュニケーション

例で何となくイメージは持てたと思います。つまり、主張を行うときに「あなた」から始めるのではなく、「私」「私たち」から話を始めます。

主語を「私」に変えるだけで、相手を傷つけずに主張を言うことができます。

You(あなた) 「(あなたは)いつもどうしてそう報告が遅いんだ」
I(私)    「(私は)あなたの報告が早いと助かるよ」

といった感じです。

特に、攻撃的になってしまいがちな人は、主語を私にすることを意識してください。

否定的な表現を肯定的な表現に置き換える

例えば、「~できない」や「~やらない」といった表現です。これだけ聞くと、一方的に断られたという印象を相手に与えてしまいます。

「この報告書を今月末までに提出することはできません。」
「この報告書を今月末に提出は難しいですが、来月10日までには提出できます。」

表現が柔らかくなって、かつ前向きにとらえられる内容になりました。

第三者の登場

相手と1対1の場合に断ると、こいつに断られたと印象が強くなってしまいます。実際は、そうでもなかったりしますが、断る本人が気にしてしまう場合が多いです。

そこで、第三者を登場させることで、相手に「じゃぁ、しょうがないか」と思わせ、自分に対しても、「だから、しょうがないよね」と言い訳し、ストレスを低減することができます。

「すみませんが、予定が入っているのでいけません。」
「すみません。その日は母親を病院に連れて行かなくてはいけないので、参加できません。」

第三者が関わる場合、相手もその人のことを考えるので、無理が通しずらくなります。

まとめ

このように、アサーションスキルを高めることで、相手に不快感を与えずに自分の主張を通すことが出来るようになります。

一部企業でもコミュニケーション力の向上のために、アサーションを教育制度として取り入れているところもあります。

企業の成長のためには、社員一人ひとりが意見の出しやすい環境を作ることが大切ですから当然と言えます。

しかしながら、アサーションは概念がとても抽象的なので、理解しずらいかと思います。僕も完全に理解できているかというとそうではなく、テクニックとしてこういうものもあるという程度です。

今後は、もっと勉強してより分かりやすくまとめられればと思っています。

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